国土の7割くらいが森と林ですが、
現代の日本は、
森や木々の息吹を身近に感じて生きている人は
非常に少ないです。
というと、かつての時代に生きた人々は、
どんな表情をするでしょうか。
べつに昔は良かったと言いたいわけではありません。
今の方が昔よりも良くなったことは、
もちろんたくさんあると思います。
僕は2004年から日本中の森を巡って、
はてしなく感動しました。
森はすごい。
森はまるで、
人間界を取り巻く包括的な世界ではないか。
そう感じ入って、2010年から森の案内を始めました。
そんな中、現代の日本で、
どのような森の案内をさせてもらえるのか?
と問いつづけていました。
そして、コロナ禍が起こり、
仲間を誘って、
zoom、vimeo、facebookという手段を用いて、
2020年9月から1年間限定で
森のサロンを始めました。
毎週、1時間〜2時間、
オンラインで 森の案内をさせてもらいましたが、
それは、僕の想像をはるかに越えた体験でした。
森を介して
定期的にみなさんとご一緒することが、
こんなにも充実感を伴うものだということを、
パソコンの画面を通して
森の葉っぱの数くらい感じることができました。
我々を取り巻く人間以外の生き物たちのことを知って、
彼らのことに興味を持ち、
( 相性もあると思いますが )できれば好きになる。
その先に、より良い世界があると僕は信じています。
また1年、
そしてまた1年、
共に愛でようではありませんか。
そして戯れようではありませんか。
みんなの森のサロン、
どうぞよろしくお願いいたします。
三浦 豊